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「なぁ、スザク。聞いていいことか分からないんだが…」
「ん?何、ルルーシュ?」
「その…お前はなんでそう…夜のアレが上手いんだ?」
「そりゃ伊達に経験積んでないもん。仕込まれたってやつ?」
「…まぁお前は自他共に認める年上キラーだからな。」
「年上キラーって…。確かに年上の女性にはよく誘われたけど。
でもそのうち「童顔のくせに上手い」っていう変な評判が付いちゃって大変だったんだよ!
上司には襲われかけるし…。」
「な…っ、お前平気だったのか?!」
「いやそれがさ~僕を「上官命令」で呼び出して何を言ってきたと思う?
よりによって『上官命令だ。私を抱け。』だよっ?!
あん時は本気で気色悪すぎて死ぬかと思ったっ!」
「…『抱かせろ』じゃなくて『抱け』なんだな…。」
「そうっ!しかもいい年した口髭ツルピカオッサンが、だよっ?!
変態にも程があるよっ!」
「…でお前はどうしたんだ?」
「一応仮にも上官だからさ。
軍で培った笑顔で『嫌です。ってか寝言は鏡を見てから言えよボケ★』って
優しくオブラートに包んで断ったんだけど何故か怒っちゃってさ。」
「お前…それのどこがオブラートに包んでるんだ?
明らかに上官不敬罪で捕まりかねない言動だろう。」
「だって虫酸が走りすぎて殴り殺しそうなのを懸命に堪えながら言ってたから…。」
「…凄まじく不穏なことを言った気がするんだが。
スザク、いくらそんなことを言われたからって上官を殺したらまずいだろ。」
「え、でも気色悪いことを言われたら殴り殺してもいいっていうルールが…」
「どこの世界にそんな訳の分からんルールが存在するんだっ!」
「え、俺が決めた俺のための俺ルール?」
「…あぁ、そうだったな。お前はそういうやつだった…。」
「でさ、せっかくこっちがにこやかに対応してるのに、
あの変態上官、怒りに任せて押し倒そうとしてきてさぁ!」
「…その上官は無事だったのか?」
「なんで僕じゃなくてあの変態の方の心配をするのさ。」
「いや、今までの過程とお前の運動馬鹿っぷりを知っていれば
誰だってそうなると思うんだが。結局どうなったんだ?」
「え、もちろんフルボッコの刑だよ。
あ、ついでにアレは二度と使えなくなるぐらい念入りに踏み潰しといたけどv」
「…お前に手を出したのが運のつきだな。」
「ま、結果としては良かったんだけどね。
その話が若干尾ひれをついてたけど、軍に知れ渡ったおかげで
変な男に言い寄られることもなくなったし。」
「というかお前、なんのお咎めも受けなかったのか?」
「一応軍における同性間の性行為は軍の規律を乱すってことで禁止だからね。
あとは長年培ってきたコネかな。」
「コネ?」
「そういう上官達の奥さんや恋人の女性達。
使えるものは最大限に有効活用しなくちゃね。」
「…軍での生活を心配した俺が馬鹿だったようだな。」
「あ、でも間違ってもルルーシュはあんな所に入っちゃ駄目だよ。
3秒で喰い潰されちゃうからv」
「…今の話を聞いてそれでも入りたいというやつは相当の馬鹿か
筋金入りの被虐思考の持ち主ぐらいだろうよ。」
「えへへ…誉められちゃったv」
「どう解釈したらそういう発想が出てくるのかさっぱり理解出来ないぞ、枢木スザク!」
みたいな感じになりました(爆死)
ちょっと無理やりな感じがありますが・・・。
上官、「私を抱け」なんてどこのマゾのド変態だよ、
とかって自分に突っ込みながら書いてました(笑)
本当にこうだったら楽しいのになぁ。
スザク総攻め万歳っ!!!
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